中野 is house 〜wow、miss spell……〜

ほんのり、はんなりと何かを書き連ねています。

拝啓、私の頭の中の宮川大輔

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拝啓、宮川大輔様。

 

あなたと初めて会ったのは、忘れもしない小5の夏休み。

 

お母さんに「1日1個だけよ」と言われていたキャンディをこっそり食べようと、瓶を手に取った時だったね。

 

瓶を持ったその瞬間、宮ちゃんが
「アカーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!」
って、私を注意してくれたこと、忘れません。

 

あの時はびっくりして瓶を落として割っちゃうし、いきなりだったから訳がわからなくて、すっごく泣いたことも、よく覚えてます。

 

それからずーっと、宮ちゃんと一緒だったよね。

 

宮ちゃんは、私がテストで赤点取っちゃって、すごく落ち込んでる時に「笑ろとけばええねんて!笑ろとき!」って、励ましてくれました。

 

初めての彼氏が出来た時、「こんなん絶対優しい奴ですやーーーーん!!!!!!」って、彼氏のことを褒めてくれたよね。

 

彼氏にフラれた時、「ええ……こらどないしよ……ちょっと厳しない……?」って、私に気を使って、いいこと言おうと頑張ってたよね。

 

私が反抗期の時、頭の中にタカトシのトシを呼んで宮ちゃんを追い出したこと、今でも後悔しています。改めて、ごめんね。

 

でも、トシと過ごした数日があったからこそ、宮ちゃんがとっても盛り上げ上手で、優しくて、ツッコミに多様性とキレがあることを再認識できました。

 

トシはその辺がダメだったね(笑)

 

宮ちゃんは私の誕生日に毎年、「今日はこんなゲストをお呼びしておりますでは早速どうぞぉ〜っ!」って言って、ウッチャンベッキー、手越くんを呼んでパーティーを開いてくれたよね。

 

ベッキーの歌や手越くんのダンスを観ている時、私幸せでした。

 

 

楽しい時、嬉しい時。

 

 

悲しい時、辛い時。

 

ずーっと側にいてくれた宮ちゃんは、私にとってお兄ちゃんのような存在でした。

 


でも、宮ちゃんはもういません。

 


社会人2年目になりたての頃、私に新しい彼氏が出来た時でしたね。

 

デートから帰ってきた夜、いつもみたく宮ちゃんに彼氏の報告をしたら、宮ちゃんは寂しそうに「じゃあ、もう大丈夫やな……」って言って、いなくなっちゃったね。

 

正直、宮ちゃんが居なくなって、ずっと不安でした。

 

小5から10年以上私の側にいてくれた宮ちゃん。

 

私の些細な愚痴や文句を全て受け止めて、明るく励ましてくれた宮ちゃん。

 

1人でいる時も「俺おるから全然寂しないやん!」って、お喋りしてくれた宮ちゃん。

 

沢山の思い出を振り返って行くたびに、あー、私は宮ちゃんに頼りすぎていたんだなって、そう思いました。

 

宮ちゃんがいなくなってからちょっと不安定な時期が続いたけど、彼氏がそれを支えてくれて。

 

今まで宮ちゃんにしか言えなかった私の愚痴を彼氏に聞いてもらって、励ましてもらって、慰めてもらって。

 

宮ちゃん、私のためにいなくなったんだね。

最後の最後まで、優しい宮ちゃんだったね。

 


宮ちゃん、聞こえますか?

 

 

私はもう、立派に育ちました。

 

 

今日、私達は結婚します。

 

 

ウェディングドレスを着た姿を直接宮ちゃんに見せられないこと、とっても残念です。

 

 

でも、どこかで、どこかから宮ちゃんは見守ってくれているよね。

 

 

時々聞こえるイッテQ!のタイトルコール、宮ちゃん隠しきれてないよ。バレバレなんだから。

 


そういう詰めの甘いところも宮ちゃんらしくて、大好きです。

 

 


沢山の思い出を、ありがとう。

 

 


ありがとう、宮ちゃん。

 

 

ありがとう。

 

 

 

優香より。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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「元気で……やりや……」